死生観について(心の中に永遠に生き続ける) ヴォルくんへ


北方謙三といえば、
ハードボイルドの代名詞のような人で 顔も超怖い。

しかし、
エッセイは実に紳士的で
やわらかな雰囲気が漂い

人間的な・・・
氏の優しさを強く感じられるものだ。



ひとつこんな話を紹介してみる。



北方謙三は、
タクラマカン砂漠で死にかけたことがあるそうだ。

ラリーの試走の最中
5度も横転事故を起こし

昼は気温40度超、夜は零下20度という
過酷な環境の砂漠に投げ出された。


誰もが
「もう北方は死んだだろう」と思っていた中

フランス人のジャンマリーという人が
北方を発見する。

「生きていたのか!よかった!」

ジャンマリーはそう言って
北方を抱きしめてくれたそうだ。











しかしこのジャンマリーは、
その年の暮れにアフリカでのラリーで死亡してしまう。。











北方は声をあげて泣いた。

そしてジャンマリーを語りたく
タクラマカン砂漠を共に走った
フランス人のラリーチーム仲間と会ったのだが・・・

このフランス人の友人たちは
誰一人ジャンマリーの話をしようとはしなかった。



何故こいつらはジャンマリーのことを語らないのか!

北方は彼らの態度をどうしても納得できず、
チームの隊長を連れ出して
胸ぐらをつかみ詰めよった。



すると隊長は

北方の頭の後ろに手をまわし
もう片方の手で頬を軽く叩きながらこう言ったのだ。



「いいか、ケン。
あの時タクラマカン砂漠でおまえは死んでいたかもしれない。
でも、たとえ死んだとしても、オレにとっては死んではいない。
心の中で生きているのだよ。

ジャンマリーだって、
オレたちの心の中では生きている。


だからあいつの話などすることはないのだ。
いつもここにいるじゃないか・・・













行く川のながれは絶えずしてしかも本の水にあらず

よどみに浮ぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし






この世は無常

とどまることなく
常に変移を続けている。



しかし
心の中には

絶対に変わらない
「永遠の何か」というものが存在する!









愛した記憶

愛された記憶

愛して愛して愛した その存在





私たちの心の中に残る
その存在は・・


なくなることなく

永遠に生き続ける・・・!!





















誠実に愚直で真っ直ぐで・・・
人に優しく人を大事にする男の中の男、北方謙三!
(でも顔は怖いんだなww)


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コメント

北方謙三さんの顔だけは知ってますよ~
でも「人となり」は、全然知らないです。

心の中で永遠に生き続ける、
そんな存在を、私はまだ知らないのかも・・・

ちょっとだけ、北方謙三に興味を持ったかも(ノ´∀`*)

=とも様=

北方謙三は、滅茶苦茶ハードボイルドですが
そこには「現実性」というか「リアリティ」があるんですよね~。

ものすごく熱く・・・そして真っ直ぐな人です。
心理学を勉強する者としてこれだけは言えますが
あの人には嘘がない!!



心の中で永遠に生き続ける

愛した人、ワンコ、愛するみんな・・・

私たちは
そんなみんなに見守られて

本当に幸せだと思います。

はい、永遠です。

そして、感謝です。

=ポップ様=

感謝かぁ・・・いい言葉ですね。
その言葉に全ての想いが込められているように感じます。

「心の中で永遠に生き続ける」

これって「失った存在」のことだけ・・・とは、限らないのですね。

それなら、私、いっぱいあるかも~~~(*´∀`*)

=とも様=

もちろんですとも!
それは今ここに在る人たち、愛する対象・・・

大事に感じるものは、
全てがそうなのですよi-278



そして、
とも様もまた

ご家族(もちろんワンコ含む)や友人の皆様にとって
そういう存在であり続けるのです。

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