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100万回生きたねこ


はなそらで読む文学

「100万回生きたねこ」 佐野洋子 作・絵




この作品の主人公はねこ


死んでも生き返ることが出来るねこで、

このねこは
100万の人に飼われ
100万の人生を歩んできていました。


王様、船乗り、サーカスの手品使い、どろぼう、おばあさん、小さな女の子・・・

100万の人がねこを可愛がり、
愛し

そしてその死に涙を流してきました。


しかしねこは
一度も泣きませんでした。

そして
自分を愛してくれた人々を
愛することもありませんでした。。



言うまでもありませんが、
人の人生は一度きりです。

仏教には輪廻転生という考えがありますが
意識としてとらえることの出来る人生は
たった一度きりなのです。



その貴重な人生の中で

王様、船乗り、サーカスの手品使い、どろぼう、おばあさん、小さな女の子は、

貴重な人生の中での
貴重な出会いだったからこそ

みんなみんな、
ねこのことを力いっぱいで愛し
ねこの死を全身全霊で悲しんだのです。

しかしねこは
死んでも生き返ることが出来た・・・



そこに、
ねこは余裕を持っていたのではないかと思うのです。

「ま、死んだって次あるし。次いこ、次。」
といったカンジで

どこかシニカルに、
どこか冷めた目でねこは人生を

そして自分と関わる他人をみていたのではないかと
HSパパは思います。



しかしある時、
ねこはある『白い美しいねこ』に出会います・・・

shiroi neko 001





ねこはこの時はじめて
『自分よりも大切な存在』
というものを知ることとなります。



「そばにいても いいかい?」
ねこはそうたずね

「ええ。」
白いねこは静かにそうこたえます。。

それからねこは
白いねこのそばに、いつまでもいました。






白いねこは、
かわいい子ねこを
たくさん産みました。


ねこは
白いねこと
子ねこ達のことを

自分以上に大切に感じ
自分以上に愛しました。



shiroi neko 005


やがて子ねこたちは
大きくなってそれぞれ独立し

何処かへと
旅立っていきました。



「あいつらも りっぱなねこに なったなぁ。」
ねこは満足して言いました。

「ええ。」
白いねこは、そう言って

やさしく喉を グルグルとならしました。


ねこは
いっそう優しく喉をグルグルとならしました。

この時
白いねこは、
おばあさんになっていました。


ねこは

ずっとずっと
白いねこと一緒に


いつまでも いつまでも 
生きていたいと思いました・・・



shiroi neko 006

shiroi neko a 001a





静かに 静かに
ただただ 愛する人と一緒に生きていけたら・・・



花とそらと、
そしてママちゃんと

このまま永遠に生きていけることが出来たならば



それがきっと
究極の幸福なのだろうと

HSパパはそう思うのです。



きっと

ねこも同じようにそう思っていたでしょう。





しかしある時

白いねこは





ねこのとなりで
静かに





うごかなくなってしまったのです。。














ねこは
はじめて泣きました。

夜になって、朝になって、
また夜になって、朝になって、

ねこは100万回泣きました。



shiroi neko 008

shiroi neko a 004a



そしてまた朝がきて
そしてまた夜になり


ある日

ねこは泣きやみました。



ねこは白いねこの隣で









静かに












動かなくなっていました。

















そしてそのあとは



ねこはもう

けっして生き返りはしませんでした・・・




shiroi neko 010






なぜこの後
ねこは生き返ることはなかったのでしょうか?

その答えはすでに、
皆さまの心の中にあるものと思います。






そう


ねこはもう・・
生き返る必要がなかったのです。






ねこは
100万回死んで
100万回生き返りました。



なんのためだったのか?

白いねこに出会うためだったのです。





ねこは
白いねこを

精一杯に愛した
魂を込めて愛した





生きるという意味を

生きることの目的を




ねこは理解し

そして果たし




輪廻転生の輪から
解脱したのです。。



だからこの後

生まれ変わる必要がなかった・・・












HSママがこの絵本を読み
そしてこう言いました。


「きっとこのねこは、白いねこに出会うためだけに、
幾星霜の月日を生きてきたのだろうね・・・」










花、そら、Dixieちゃん、JACK兄さん、サンゴちゃん、クロードくん、ルイちゃん、アロマくん、リベラくん、DIOくん、露伴先生、雲雀くん、ナランチャくん、アレンちゃん、恕々丸くん、森羅くん、無月くん、弥勒くん、momoちゃん、TAROHくん、まめちょ、きなっぷ、らいちん、ラムちゃん、るいくん、ランドくん、ちよこさん、すももちゃん、ジュリーちゃん、ダーマちゃん、リクくん、モモちゃん、蓮ちゃん、タオどん、そしてみんなみんな・・・・・・・



みんなみんな

それぞれの
パパとママに会うために








ただそのためだけに













この物語の主人公の
ねこと同じように



輪廻の輪を旅し

転生を繰り返してきたのだろうと、


HSパパはそう思うのです。



















いつか必ず「その日」はくる。


しかし私たちはもはや、
それを怖れる必要など微塵もない。






なぜなら

この現世でこうして



愛する子たちと巡り会う事を果たしたのだから・・・









輪廻という輪から

わたしたちは
きっと解脱することが出来るだろう。





ねこと白いねこが
そうであったように








わたしたちと愛する子たちとの関係もまた

永遠なのだから・・・












hana happyHANA「話がいつもの大脱線ww」







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コメント

心飛ばしてでないと読めませんw この記事!e-259

でも、ちよこさんとあるのはわかりましたw
ちよこさんっていいよねぇw

★保育園で保育士をしていた頃、この本を年長さんに読んであげたら涙していた子がいました。
まだ6歳の女の子です。
あの子のように・・・素敵な感性を持って育って欲しいなって思った頃を思い出しました。

私も初めてこの本を読んだ時は「なんて冷たい猫なの」って読み始めは思ったものです(笑)

こういう大人にも読める絵本っていいですよね。

素晴らしいブログを読ませていただきありがとうございます。
これからも更新頑張ってください。

はなそらで読む文学を読んでさえいたら、本を買う必要がなくなっちゃうなぁ~って、思ったりして・・・アハハ
 
いや、ホント、いつもHSPさんの豊かな感性に感動しています。

この本って推薦図書になってましたよね??
でも、子どもの頃、生き「た」って過去形になってるのが
きっと悲しい物語なんだろう・・・と思ってって
読むことが出来ずにいた本でしたので
紹介してくれて、ありがとうございます!!

まさにHSパパさんの言う通り!!
うぉぉぉぉぉぉぉ!!猛烈に共感しまくりです♪

=つゆさま=

ちよこさん、いいですよね!
あの緑のシャツに書いてあったのが
忘れられません、かわゆくて!
「ちよこ」i-175

=JACK様=

こういった、
絵とストーリーが高いレベルで融合している作品、
本当に貴重なものだと思います。

その作品に感動できる私達も
また

まこと幸福な存在だと
感じております次第です。


その6才の子供さん、
まだお小さいのに
素晴らしい感性の持ち主ですね。

性格は環境によって作られると
フロイトはいいましたが、
きっと愛情にみちた素晴らしい環境で
成長されているのでしょうねぇ。。

=年中出会い探し様=

一瞬、危険なサイトかと勘違いしてしまいましたww
失礼!(>_<)

記事を一通り拝見させていただきました。
とても感性豊かな方と
お見受けいたしました。

このたびは
コメントくださり、
そして暖かいお言葉を
ありがとうございました!

わたくし、
いつも思いつきで
ガチャガチャ打ってるだけなので
少々お恥ずかしい次第です(>_<)

=shio-chan様=

いやぁ、なんともお恥ずかしい次第です(>_<)

文学の素晴らしさを
すこしでも皆さまにお伝えしたいという気持ちで

こうしてブログ更新していますのですが・・



文学の持つその力をいうものを
すこしでも皆さまに
お伝えできればいいなぁ、と
そう思っております。



それをきっかけに
文学に興味を持ってくださる方が
お一人でもいらっしゃれば

本当に嬉しいところです。

=ランド君ママ様=

おぉ、推薦図書になっていましたか!
この絵本は
古くから愛されている古典でして

そうして今でも
推薦に指定されるほど愛されているというのは、
やはりただただ
その強力な引力というか、
強大な力によるものと
思います。

もし機会がありましたら
ぜひぜひ原作のほうも
ご覧になってみてくださいませ。

HSパパの駄文など
比べ物にならないほどの
崇高な文学に出会えるものと思います・・・

あれ? なんでだろう。 涙が止まんない。

=ナイトレ様=

それは
ナイトトレイン様の心の純粋さがそうさせているのだと思いますぞなもし・・・

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