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「星守る犬」 ~その永遠の魂~


HSパパは、ゲーテが好きだ。
しかし「若きヴェルテルの悩み」は嫌いだ。
花そらウェルテル
ウェルテル再考

あの悲しいラスト、
何度読んでも胸が張り裂けそうになるから・・・

sora tangSORA「嫌いなのに・・」

hana happyHANA「何度も読んでるの? ぷす~ww


嫌いだ、嫌いだ、と言いながら、
然しながらこないだまた
古本屋さんで見つけて買ってしまった。

もはや、「若きヴェルテルの悩み」は
何冊持っているのかすらわからない(>_<)

で、今は明治期に出版されたものが欲しくて
探してるとこです。
どなたかお持ちの方がいらしたら、無料でください。

sora scaredSORA「な、なに言いだすんでしゅか~!?」


初っ端からかなり脱線してますが、
HSPが言いたかったのは
口で言ってることと本意とは必ずしも一致しないということです。
「太宰が好きだ」とか、テレくさくて
おおっぴらに言えないのと一緒です。
前に「星守る犬」の感想を書いた時は、
その心理がたぶんに出ていたように感じます。。

と、話が逸脱しまくってるので
ここで本題に行きます。


「星守る犬」 ~その永遠の魂~


この物語もまた
ヴェルテルと同じく純愛の物語です。


「お父さん」と「ハッピー」

二人とも、

文字通り
その命の燃え尽きるまで

お互いを想い、お互いを愛した。


ヴェルテルはシャルロッテを愛したが、
愛されはしなくって
その想いは一方通行だった。

失意のうちに
自損行為により死んでいくヴェルテル。
どんな見方をしても、
これは不幸で悲しい死に方だ。


一方、お父さんとハッピーはどうだろう?

前回、そして前々回に於いても
HSパパは彼らの最期を
「不幸」とか「悲惨」と表現した。

しかしそれは果たして
そうだったのか・・・?



(ツァラトゥストラじゃないが)
否!否!三たび否と言おう!

お父さんもハッピーも、
最期は幸せだった、
あれでよかったのだ!

何故このことに気づかなかったのか・・・

hana ordinaryHANA「読解力ね~からww」



職も家も、家族もなくし
そして病気をかかえたまま

ハッピーと共に
旅にでた「お父さん」


ハッピーを捨てていれば
職にもありつけたかもしれないし
住むところも見つかったかもしれない。


しかし

自分をまっすぐに見つめてくれる
曇りのない澄んだ瞳を

ハッピーを捨てることなど
「お父さん」には出来るはずもなかった。


病気をかかえ
ハッピーと共に生きていくということ。
そこには、
無意識の領域に
漠然とながら「死」の決意があったはず・・・


これは正直、
たいへんなことだ。



しかし不思議と、
死を決意したその思いは
全編通してその表情に表れることはない。

なぜだろう?


『貧しい生』よりも、
『豊かな死』を選択した「お父さん」

しかしその選択は、
悲壮な思考の後になされたものではなく
無意識のうちの自然な流れによるものだったに違いない。
ここだけは間違いない。

だからこそ、
未来のない旅の中にあっても
その表情は常に穏やかなものだったのだ。

(このあたり、
村上先生の画力表現力が凄まじいまでに発揮されているところで
この作品の見所のひとつとなっていると思う)




ハッピーはその澄んだ瞳で
まっすぐに「お父さん」をみつめ愛し、

そしてまた
「お父さん」も同じようにハッピーを愛した。


そうなのだ。

二人はたしかに全編を通して
幸福だったのだ。


(そこが
悲劇で有名なヴェルテルとは明確に違うところだ!)



だからこそ、
先のない運命の中にあろうと
二人の表情は安らぎに満ちていたのだ。

愛するものと一緒にいられること
この世界にこれ以上の幸せがあろうか!!




そして

この世界の肉体は滅んでしまったが
二人のその魂は再会を果たすこととなった・・・


二人が幸せそうに
一緒に歩いてくあのラストこそ、

「永遠の幸せと安息」を約束した
究極なる魂の幸福、

その光景だったのではなかろうか・・・






「死」は全ての終わり、完全なる別れを意味する。

しかし彼らの魂は
永遠に一緒だ。



「その時」が来たとき

きっと私達もそうなれると固く信じてはいるが、
正直今の時点で確証はない。

「愛する者と永遠に一緒」

これこそが
私たちが求めてきた理想の完成形ではないだろうか?


それが
ここにはあったのだ・・・・・・・

(現実には出来ないことかもしれない、だからこそ文学に夢をみる)






「お父さん」とハッピー

彼らの魂は救われ そして永遠となった











『何に対しても斜に構えて読書をしてしまう人は、
冷静に批判しているようでも
本当に大事なものをとらえていないので
その本の本質の部分を見ることが出来ない』

これは、
尊敬する齋藤孝先生の言葉だ。


今、思う・・・

これ、すごい真理!! 痛感!






なお
「星守る犬」は、ただ今漫画アクションで続編連載中っす!

要チェックや!

星守る犬星守る犬
(2009/07)
村上 たかし

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コメント

ありがとうございます。すみません。

またしても拙著の感想を描いて頂きすみません。
恐縮です。なんだか恐縮すぎて申し訳ないです。
でもちょっとほめすぎです。
そんなそんな。。。滅相もないです。
そんな深いものは何もないのです。
私は脳みそがつるつるなのです。

でも!!
犬がすっごく大事なすごい存在ってことだけは
わかるつもりです。
こうして愛犬家の方のブログを読むと
よけいにひしひしとわかります。
犬と人間は最高のパートナーですね。
はな&そらちゃんとはなそらパパみたいに!!!
ああ、憧れの大型犬、多頭飼い。
だからブログもちょくちょく見てました。
書を愛し、犬を愛し、ご夫婦仲良い
はなそらパパさんのライフスタイルって
ほんとにいいなあ~って思います。

これからもよろしくおねがいいたします。

=村上先生=

またも、先生の大事な作品について
私のような者が勝手な感想を書いてしまいまして
たいへん申し訳ございません。

然しながら何と言うか・・・

もう一度だけ
今こうして思っている感想を
文章で残しておきたいと思いまして
もう一度だけ感想を書かせていただいたものなのです。

読むごとにいろんないことを思ってしまって
それを文章で残すことにはものすごく意義があると思うのですが、
それを作者の先生本人様に読んでいただけること・・
これは、なんとも言えない幸せなことだと思っております、読んでくださって、また、お忙しい中コメントまでいれてくださり、本当にありがとうございます。

この作品に出会えたことに
今は本当に感謝しております次第です。

これからも
愛のある素晴らしい作品を
楽しみにしております。

全国のファンを(勝手に)代表し、
よろしくお願いします!!

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