ウェルテル再考


「若きウェルテルの悩み」
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ著



シュトゥルム・ウント・ドラングの嵐が吹き荒れる18世紀ドイツ

その疾風怒濤の流れの中で生まれたのがこの作品です。


世界的にも有名だし、
ゲーテの作品の中でも
最も人気があるものなので
お好きな方も多いのではないでしょうか。

HSPは、
好き/嫌いが糾える縄の如き状態ってのが
まぁ正直なところです。



こういった書簡体小説って、
ただストーリーを追っていくだけでなく
その登場人物の鼓動や体温を
モロに感じることが出来ますよね。

それはもはや、

小説ではなく
生きた人間の書いた
生きた言葉、そう・・


すごく生々しい。





ドスちゃんの「貧しき人々」もそうだったけど、

このジャンルの優れた作品には、
「そこに現実に生きている」と断言できるほどの
リアルな『人々』が登場する。

しかしそれは、
HSPにはあまりに強烈すぎるんです・・・

ちょうどそう。
飛行石の光が強すぎて
「その石をしまってくれんか・・・」
と言っていた、ラピュタのおじいさんみたいなものです。






さてこの「若きウェルテルの悩み」ですが、

こないだのトンデモ読書論の時に
うっかりコイツのことに
ふれてしまいました。


そうなるともう
アリ地獄にハマったみたいなもので・・・

HSPは
何か書かずにはいられなくなってしまったのです。。





実はHSP、

この作品の主人公ウェルテルが
あまり好きではありません。
(しかし一方で、強く愛してもいますが)


なぜあまり好きくないかというと、
この作品の最後に彼が取った選択を

どうしても受け入れることが出来ないからです。






あらすじを簡単に紹介すると・・



このウェルテル君、ある美しい娘さんに恋をしてしまいます。

しかしその娘、シャルロッテには婚約者がいるんです。


恋に破れたウェルテルが取った行動とは・・・




それは


やっちゃならない
最悪の選択でした。







そのことを許すことは断じて出来ない。








しかし、今あらためて考えてみると、


もしかしたらウェルテルは、

「自分がその行動をとることによって
周囲がどうなるか」なんて、

そこまで考える心の余裕がなかったのではないだろうか・・・






本文中、
彼は何度も何度もその苦悩を訴えます。


ずっとずっと苦しんできた
この純粋な青年の心の叫び、

その苦しみが



文字を通して



わたしたちの心に突き刺さる!







その苦悩の果ての選択、

結果を気にすることなど出来ないくらいに
彼が追い詰められていたとしたならば・・・

いったい誰が彼を責めることなど出来るのだろうか?






ゲーテ曰く、
未来には一歩ごとに苦しみと幸いがかくれて待ってます。
 
しかしその苦しみに臆すことなく、
私たちは前進している。



それが出来ている今のこの

自分が生きている、
いや、生かされている今のこの世界に周囲の人たちに  



HSPは心の底から感謝します・・・








つーか、
いつの間にかウェルテル関係なくなってるしwww



あ、そうだ。
すっかり忘れてましたが・・

実は以前にも
このブログで「若きウェルテルの悩み」を紹介したんです。

思い出して読んでみたら
けっこー面白かったので・・・

もしよろしかったら、
こちらからどうぞ!
↓ ↓ ↓
「はなそらで読む 若きウェルテルの悩み」














Vel 001

↑ HSP所有の貴重な一冊、昭和初期のモノです
なんと、モーパッサンも収録してあるネ申バージョン!


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