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続 夕暮れの大山 


薄っすらとした乙女の頬のような桜色に染まる大山。
前回、この感動を大いに述べた訳だが
その慣性が未だに働いていて
このままの勢いで続きを書こうと思う。

私がうっとりとその美しい姿に見とれている間も
時は刻々と流れてゆく。
大山を染めた桜色は段々と薄れてゆき、
太陽はついにその姿を
箱根の山々の向こうに落としてゆく。

然し、姿を消した後もしぶとくその光を放っていて、
大蛇がうねったような箱根の稜線を
くっきりと際立たせる。

この時、桜色の空は既にその明度を落としており、
すっかり濃いオレンジ色となっているが、
真っ黒な雲の隙間に見えるその輝くオレンジは
周囲を覆う黒雲との対比もあって
不思議に神々しく見える。

そこに浄土があると云われれば納得してしまうだろう。

そんな西の空を
大山がゆったりと眺めている。
宵の薄い暗闇に覆われて
大山にも休息の時が訪れる。
心なしか、
日中に見られた緊張が弛緩しているようにも見える。
大山に夜という安息が訪れる。




読んでくださった方、ありがとうございます。

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