花とそら、あの子たちと一緒にくらしていた頃は、
たくさん一緒に遊びました。
一緒に本を読んだりもしたものです。
以下、懐かしいのでたまに読み返しているものを
再掲載してみます。
思わず頬が緩みます。。 (^-^)
HANA・SORAで読む文学
「貧の意地」太宰治
その1
太宰といえば、
「人間失格」「斜陽」「走れメロス」とか
今なら映画化で話題の「ヴィヨンの妻」あたりを
連想される方がほとんどだと思います。
その中にあって
この「貧の意地」はわりとマイナーなワケですが・・・
マイナーにしとくには惜しい面白さ!
このなんというか、
江戸期独特の落語的なドタバタ喜劇っぽい傑作。
もっと多く紹介されれば
もっとたくさん評価されるんじゃないかなぁ・・・と思うのです。
そこでいってみよう!
HANA・SORAで紹介ッ!!



んっ!?
あれ?HANAは?


寝てました・・・(>_<)
この物語の主人公、原田内助もこんなカンジの・・・
なんつーか、ダメ人間でした。
武道はダメ、勉強もダメ、
貧乏なくせに
お金があったら即飲んじゃう大酒のみという
絵に描いたようなダメっぷり。
(でもなんか、愛着を感じて憎めないんですがねww)

で、このダメ人間☆内助なんですが
なんとある時、
親戚から10両という大金をもらいます。。
↓HANAは今回、原田内助役です

しかし内助、ずっと貧乏だったので
お金をどうやって使ったらいいのかわかりません。
そこで、
貧乏仲間の浪人たちを集めて
飲み会を開催することにします・・・
↓ぽっくんは、近所の貧乏浪人仲間役


さて
気心知れた近所のBINBO浪人仲間のことなので
飲み会は盛り上がっていたのですが・・・
その時内助はある貧乏くさい提案をします。

よしゃあいいのに貧乏浪人たち、
みんなで十両をまわして
手のひらでその重さを感じてみようぞ
という話になっちゃいます・・・

滅多にお目にかかれない、
ましてや触ることなんて夢また夢の十両という大金!
夢のお宝を手のひらに乗せてみて
も~浪人たちは舞い上がっちゃいますww
「ほほぅ!これはこれは!」
「うむ!ズシリと!」
このイベントは大好評で
すごい盛り上がりをみせ

な~んて
言いだしちゃうヤツまでいたりとかwww
ところがここで
問題が起こります。
なんと・・・
小判が一枚足りなくなってしまうのです!!



その2に続く
いつも読んでくださっている皆様、有難う御座います。