進んでゆく時間の中で何が出来るか


ちょいとサボりたい気分になった時に
己の頬を殴打する言葉として
私は以下を、精神の枝折りに書き込んでいる。

・ 明日の自分は今日作る
・ 努力は人生の充実
・ 努力は才や徳なき者に残された最後の希望


最初のは出典が定かではないが、
(泰西の何かか)
あとの二つは幸田露伴だ。
私の明治好きの理由のひとつに
この人の人生に対する崇高な姿勢がある。

さて、名言にもいろいろあるが、
今回は逆名言ともいうべき、
脱力の言葉を紹介しようと思う。

全く努力することなく
コネと口先と、
そして恐るべき運だけで
飄々と出世を遂げる人。
そんな人はどこの世界にもいるだろう。
哄笑しながら大股で世間を闊歩し、
その後ろを心ある人たちが
ペコペコと周囲に頭を下げながらついてゆく、と、
こういう光景は誰もが知っているし
思わず舌打ちをしてしまう人もいると思う。
私も同じだ。

さてある時、
私は非常に難しい会議に臨むにあたり
どうにも頭を悩ませていた。

<どうやれば双方良い形で折り合いをつけられるか>

二つの組織の真っただ中に立たされていたので
双方に対して責任があり、
それだけにプレッシャーも倍という訳だ。

(予定の日までに何が出来るのか、
どこまで出来るのか、そもそも可能なのか…)

頭の中でこのシミュレーションを繰り返し、
繰り返し、繰り返ししている時、
先にあげたタイプの人から、
以下の素晴らしいお言葉を賜った。

「時間なんて勝手に過ぎてゆくものだから、
気が付いたら終わってますよ、ははは。」

自分は最初から高みの見物のつもりでいて
ほんの少しの責任すら負うつもりもなく、
それ故に、最初から準備すらするつもりもなくして
そして上司きどりでこの一言、である。

この一言で、「大事に際しても何もしない」という
自らの人生を暴露してしまったことにすら気付いてなく、
楽な方に流れ続けてきた
精神的弛緩を恥じるでもなく、
大事なところで良い事を云ってやった、トとでも言いたげな
得意顔がまた、情けない。

直前まで足掻き、最善を尽くして事に臨む。
こういった努力が最初から頭にない人の考えに基づいた
この戦慄の一言。

<決してこうなってはならない>

私は気持ちを引き締め、そう考えることが出来たので、
うん、まぁ、これはこれでよいのか、などと考えたが、
名言に対する逆名言というのは
反面教師として活用すれば、これはなかなか、まぁ、
身近な人だけに、より一層、意味が染みるというか、
殷鑑遠からず、といったまぁ、そこそこのアレであって、
どうにも笑うしかなかった、というお話。





いつも読んでくださっている皆様、有難う御座います。

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