坂村真民


このところ、坂村真民を読んでいる。

彼の言葉は実に自然に紡がれていて
そこには小賢しい平仄や屁理屈などなく、
ただ表現したい思いを
清らかな小川のように
流れ書いている、といった印象だ。
一言で云えば、誠実。

「あとから来る者のために」
という一遍などは、まさに彼の人柄を表したもので、
あとから来る者のために田畑を耕し
種を用意し、山や川をきれいにし・・・と続き、
そのためにはどんな苦労をも厭わない、といった
(そこまで強い言葉は使われてはいないが)
そんな決意が伝わってくる。
あぁ、そうだ。
強い言葉がないところが、また自然なのだ。
わざとらしくないのだ。
素のままだからこそ、真実なのだ。

坂村真民は教師時代に実際、
苦学生たちを支援のため東奔西走し、
自らの生活費を削ってまで
若者たちに尽くしたのだそうだ。
そういった事実を知ったのちにこの詩を読むと、
また一層の感慨がある。

なるほど。
誰だったか、
文学を理解しようとするのなら
先ずその作者のことを知らねばならない、
トいった言葉を残していたが、
文字を追うだけでは
皮相の観察にしかならぬ。
実感した。





二段目で、
「一篇」と書こうとして
「一遍」と変換がでた。
そのままにしておいた。
偶然とは思えなかったからだ。

いつも読んでくださっている皆様、有難う御座います。
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