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風鈴に風が言葉を伝えてる


私が蜻蛉好きなのは、
武田家の重臣、板垣信方に由来する。

その思いが高じすぎ、
遂には蜻蛉の風鈴を買うまでに至ったのは、
子供っぽい私の性質であるので、
笑って乾杯のグラスを差し出して欲しいところであるが、
さて…

私はこの風鈴を室内に掛けている。
この季節になって
リビングの窓を開ける機会が多くなり、
畢竟、涼やかな春の夜風に
風鈴が鳴る機械が増えたのであるが、
その何気ない音色が、時折、
私の心に流れる様に滑り込んでくる。

他との違いが
はっとするほど明確に感ぜられる。
私はそれを
花とそらの語りかけだと信じている。

現世では最早、直接の交信の手段を失ったので、
自然の風に乗せ、風鈴を通し、
花とそらが静かに語りかけてくるのだ。

それは果たして気のせいであろうか、
願望であろうか、夢であろうか。
それとも、稚拙な感傷でしかないのか。

それらをやんわりと否定する
確固たる何かが私の中にはあり、
ふと、頬を緩めて花そらに話しかけてみる。

風が蕭々と吹き抜けるばかりの朧月夜。
信ずるところに現実が在る。







* タイトルは、何処かの俳句コンテストでの小学生の作品を本歌取りしたものです。


いつも読んでくださっている皆様、有難う御座います。






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