対照


良く晴れたこの初冬の日曜日、
用事があって出かけるのに
久々に近所の散歩道を歩いた。

歩くべき理由を失った今となっては、
最後にこの道を歩いたのが何時だったか
それすらも思い出せない。

街路樹の緑が
高い位置の太陽に照らされて
キラキラとした木漏れ日を零していたのを
ぼんやりと覚えているのみ。
季節は無言で推移する。


確固たる足取りで変化し続ける
私を取り巻くこの自然の様相と、
そして、最早、花とそらはいないという
この変わらない空虚な現実。

思わぬ対照の材料に出くわして
私は又もこの世の摂理について
考えなければならなかったが、
こうやって、何処で何をしても
頭に浮かぶのは花とそらの事だけだ、ト、
そう考えていると、
悲しいはずなのに、ふと頬が緩んだ。


月に太陽、花に小鳥があるように、
私たちの魂は決して離れることのない
一対の美しい勾玉をかたち成している。


13NOV16 004







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