二本目など最初からないものと思え (AUG16)


幸田露伴の、「渾身」という教えは、
精神的弛緩を断じて許しません。

その一撃に渾身の力を籠めろ
一瞬での集中を可能とする緊張感と
いつ何時も死ねるという覚悟、
ゆるゆると生きていては
これらは決して身につかないものです。
失敗イコール国の滅亡、という明治に於いては
国や軍部も同じ志だった事でしょう。


sora mumuそら「露伴先生!明治日本!」

hana happy花「娘の文さん、気の毒ぞな~ww」


然しこれは、明治の社会的背景に関係なく、
実は昔から我が国にあった考え方でありまして、
約700年前にもその記述が見られます。

おなじみ吉田兼好「徒然草」の
第九十二段のエピソードです。


HANAsmile03SEP09.jpg花「パパお気に入りの話じゃの!」


はい、この話は徒然草の中でも
屈指の名エピソードだと思います。

sora tangそら「どんなお話なんでしゅか?」



そうですね…
これは、ある弓を習っていた人のお話です。
ある見習い射手が
二本の矢を持ってターゲットに向かうのですが、
その時、その人の師がこう言うんです。

「初心の人、二つの矢を持つ事無かれ。
のちの矢を頼みて、初めの矢になおざりの心あり。
毎度、ただ、損失無く、この一矢に定むべしと思へ。」


(訳)
「初心者は二本の矢をもってはならない。
二本目をあてにして、一本目を疎かにしてしまうからだ。
結果を考えることなく、この一矢に必中の決意を持ちなさい。」



予備の矢など持っていると無意識のうちに安心し、
「渾身の集中」が出来なくなってしまいます。
余計なものは一切排除して
その一本を必殺必中の決意で以て放ってこそ、
その集中の積み重ねがあってこそ、
技というものははじめて上達するのです。
そこに一切の甘えや妥協があってもなりません。

12JAN09 218そら「絶えず渾身… 常に全力でしゅ!

hana face1花「もちょとユルユル頼むぞな~。。」




そして、
この戒めは万物にわたるべしと吉田兼好は云っています。
何をするにも、これ渾身、
真摯に一途で愚直で生真面目、
他所事になど一瞥もくれない一心不乱の集中の姿勢、
この心構えがあってはじめて、
私たちは前へ進む事が出来るのです。
軽く考えていてはいけません。



コピー ~ 2009120917595096cそら「燃えてきたでしゅねぇ~!」

HANA aishuzona花「”ほどほど”や”中庸”も忘れんようにせんにゃーの。」


* 常に全力! 疾風怒濤、そらの活躍はこちらからどうぞ!






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