夢をみた。
いなくなった子らを
大声をあげて探す夢だった。

自制の効かぬ夢の中では
大声は次第に
なりふりかまわぬ怒号のようになり、
私は大いに取り乱して
やがてハッと目を覚ました。

それでもやっぱりこの現実にも、
花とそらはいなかった。
真夜中の孤独の底で
がっくりと視線を落とした時、
その先に一枚の葉書が白く浮かびあがった。

それは月からの手紙であった。
カーテンの隙間から射し入る月光が、
葉書となって私に言葉を届けたのだ。

月は語っていた。
花とそらが、如何に私を愛しているか、を。
私は天空に輝く月を見上げ、
この苦しい胸の内を語った。

墨流しのような幻想的な薄い雲の向うで、
月は静かに、私の話を聞いていた。




2014-10-18 18OCT14 ERINJI 001



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