午後の夕焼け空


先日は、師走のこの時期にしては珍しい
風の強い荒天であった。
然も、空は濃いグレーの分厚い雲に覆われながらも、
ところどころに青空が見えるという
いかにも不安定な大気の状態で、
東と西からの強い対流がぶつかり合って
ちょうどその渦の中にあるような
そういった印象の荒れた空模様だった。

ちょうど1400時頃だったろうか。
自転車を走らせていた私の目に、
ふと南の空が映ったのだが
それがなんとも不思議な光景で
思わず停止して見入ってしまった。

その時、南天は真っ黒な雲で覆われていた。
分厚い雲の密度流はその重量を
必死に浮遊させているといった風で、
今にも雨となって地上に降り注ぎそうな
危なっかしさであった。

その黒雲と地平線の間に若干の隙間が見え、
私を引き留めた奇怪の風景はそこに在った。

霞んだ地上と黒雲の間、
そこには、まだ1400時過ぎだというのに、
輝くような黄金の夕焼け雲が広がっていたのだ。

なんの悪戯でこんな事が起こり得ようか?
夕陽の赤は、太陽が地平線近くにあって、
入射角度が浅くなるからこそ、見られるものだ。
この時間にこんな事があってはならない。
科学に反している。

ではこの目の前の現実はなんなのか?

私はそれを確かめるべく、
サングラスを外して空を観察しようとし、
そこで全ての謎は解けた。

なるほど。
どうやら、最近買ったサングラスに
よく慣れていなかったようだ。
夕陽の色に見えたのは、
単にサングラスの色だった。

この日、
当直明けの私は極度の睡眠不足でもあったわけだが、
我ながらなんとも迂闊な話。





いつも読んでくださっている皆様、有難う御座います。

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