不殺生戒の教え 後編


前回掲載した書は、海老名市の住宅街に静かに存在する
ある浄土宗のお寺の掲示板で見かけたものである。

このお寺の掲示板には、
こうしたメッセージが
暖かい人間的な文字で記され掲載されている。
書き手の慈愛に満ちた救いの手が文字となって、
こうして弱者に差し伸べられているのだ。

このちょっぴりユーモラスな文字は
決して技術的な達筆というカテゴリーには入るまい。
だが、そこにこそ読み手の胸を打つものがあると感ずる。
拙い素人風な中にある
決して達人には出せない手作りの暖かさが
読み手に安心を与えているのだ。
こういったメッセージを伝える場合は、
どうだ、と云わんばかりの達筆よりも、
自然体の筆のほうが、かえって読み手を
安堵させて受け入れやすくさせる。

書は人なり、と云う。
その筆には他者を思いやる慈愛の心が宿り、
大きく、力強い、度量の広い優しい文字を生みだしてゆく。
そして、その文字で構成されたメッセージには
人の心に染み込んでゆく強い力が備わって、
弱者の心の支えとなってゆくのだ。

05MAR15 012a








達人の書を透かして見れば
きっと努力の血痕がみえると思うが、
こちらの書を透かして見れば、
見えるのは暖かい血潮であろう。
どちらも尊く素晴らしいが、
私は後者をより愛する。



いつも読んで下さっている皆様、有難う御座います。
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