冬の晴天


私たちにとっての理想的な天候とは、
冬の晴天、それも風の強い日であった。
暑さが苦手な花とそらにとって
寒い季節は実に快適であったので、
自然と散歩の足取りも軽くなって
思わぬ長距離を歩いた結果、
帰りの体力の心配をするに及ぶ事も
しばしばであったが
そんな時は若干途方にくれつつも
同時に至福の時でもあったのは
言うまでもない。

花とそらは、
風に吹かれているのが大好きだった。
近所のある公園の丘は地形の関係から
風が吹き抜けやすい位置にあり、
その公園では花そらはいつも丘を目指して
一直線に駆けあがり、
そしてオスワリして風を待つのだ。
風は、花とそらの身体を優しく撫でて、
あの子らは目を瞑ってその感触を楽しんだ。

からりと晴れた冬の晴天の元、
風に吹かれてみんなで座っている時に、
私は自然の全てが、
真っ青な空、白い雲、佇む樹木、緑の草花、
心地よく冷たい流れる大気や、
こんもりと隆起した丘と
その地形を作ってくれた川の流れ、
それら自然の全てが……

私たちを祝福し、
応援してくれているように感じたものだった。
この公園の全てが私たちの味方だったのだ。







今、一人で歩くこの道で、
私は空を見上げて
そっと心で手を合わせている。

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