相模国に見る仇桜


我が棲家の近くのお寺に咲く枝垂桜が満開であったのだが
生憎と以下の写真を撮影した日は重い鉛色の曇天であった。

A16MAR15 AT 006a



これはこれで自然だから良いのだが、
それでもやはり、
明るい花は明るい空のしたで撮影したい。
そのほうがより美しさが際立つはずだし、
花だって、より綺麗に撮影してもらいたいと思っているはずだ。

そこで、良く晴れた日、数日後に再度写真を撮りに行ったのだが、
なんと、花は殆ど散ってしまった後であった。

B25MAR15 005b



私は暫し、茫然としていたが、
脳裏に浮かんだのは親鸞のあのうたであった。


明日ありと思う心の仇桜
夜半に嵐の吹かぬものかは





私はこのところ、
世の無常という現実にひどく敏感になっている。
ましてやこんな美しい花が
無残にも枯れ落ちて
地面で茶色に堆積しているのを見ると、
余計に悲しくなってくる。

併し、とんだことになった、などと思って
視線を移したその先には、
力強く枝と繋がっている健康なふたつの花が
風に吹かれながら輝いていた。

C25MAR15 007c






健康で美しいふたつの花。
この「ふたつ」というのが大事なのである。
私は暫くの間、
うっとりとこの双子の花に見とれていた。










いつも読んで下さっている皆様、有難う御座います。

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