相模川より丹沢を眺める


富士の北側から桂川回廊を抜け、
丹沢山塊をぐるりと大きく迂回して
流れてくるこの相模川。

何度も書いたが、
私と花そらはこの川の岸部に佇んで
山や夕陽を眺めているのが好きだった。
その相模川の土手を今一人歩きながら
ふと山々を見渡す。



左端に大磯丘陵の唐突な姿が在る。
25MAR15 032
徐々に右へ視線を移すと、
そこには大蛇がのたうったような
箱根の奇怪な稜線が存在し、


そしてその右後方には、
大きく堂々とした富士山がそびえる。
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更に右を見てゆくと、
精霊となった花そらの遊び場所である
丹沢山塊がどっしりと相模平野を見下ろしており、
25MAR15 034


駒を寄せたような形をした三峰山を以て
山塊の右端となる。
25MAR15 035
(この角度からは駒寄に見えないが御容赦!)



いずれも美しい山々であるが、
私の最も好きなのは大山だ。
25MAR15 021a



駿河湾で蒸発した水分が大気の流れに東進し、
丁度引っかかるのがこの丹沢山塊であり、
畢竟、古来より大山には降雨が多い。
大山の阿夫利神社は、雨降り神社という意味なのである。
干天の慈雨という言葉があるが、
雨を降らせるとはつまり農作物を育てるという事で
人の生命を守るという事なのだ。
したがって、伝統的な山岳信仰に加えて
この山が神格化された歴史は
考えるに自然な事であったわけだが、
そういった神秘性と共に私がこの山を愛するのは
その美しい形によるところも大きい。



伊豆の本州への衝突Enによって生じた隆起は
地球の壮大な「皺」である。
その中にあってあの美しく滑らかな稜線を保ちつつ、
尚、山頂部はなだらかな三角錐で、
私が思い定める「山とはこう在らねばならない」という定義に
見事に当てはまるこの自然の芸術美。

春には所々に見事な大山桜を咲かせ、
夏には力強い若者のような濃い蒼色となり、
秋にはもの悲しい紅葉に哀歌を唄い、
冬には、可憐な少女が施した薄化粧のような雪に染まって、
一年を通して私の心に大きな存在感をもたらすこの雄大なる詩人。

愛し、慕いながらも、
敬い、畏れ、すがり、
常にこの心の何処かに厳然と存在する。

其処には明らかなまでに
大いなる神の存在を感ぜずにはいられないのだ。

この相模国の平野にある時は、
いつも無意識にその姿を探してしまう。
私の愛する大山。



なんとしたことだろう。

相模川から見える山々を語ろうと思っていたが、
気が付いたら唯、大山への愛を語っていた。
私の持つ大山への思いはまだまだ語りつくせないが、
どうやら長くなってしまったので
今回はここで筆を置くとしよう。 不一。






いつも読んで下さっている皆様、有難う御座います。
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コメント

はじめまして。
富士の写真を観てお邪魔させて頂きました。
文面から感じる投稿者さんの愛情に、心が洗われる感覚があります。

Re: タイトルなし

こんにちは、ホワイト様。
お忙しいところ、
わざわざコメント頂きまして
有難う存じます。

私の愛する大山。
その姿は、この相模の何処からでも
見る事が出来、それだけに、
生活に密着している感が在ります。
どんな時にも一緒にいてくれる、
最早、何か不思議な肉親のようにも感じています。

それでは、
此の度はコメントを有難う御座いました。

良い一日をお過ごし下さいませ。



> はじめまして。
> 富士の写真を観てお邪魔させて頂きました。
> 文面から感じる投稿者さんの愛情に、心が洗われる感覚があります。

山に身近なものを感じるというはなそら パパ様の素敵な感覚はとても良いことなのだと思います!

山にはパワーを感じますよね。新緑の時期や様々な時期に、山から時に強烈なメッセージを感じることがあるんです。
なんというのか、この身に迫ってくる雰囲気というか。
語りかけてる? という風に捉えています。それを感じることが出来ても、果たして自分に何がしてやれるか? と日々思います。

GWも明けて明日からまた仕事の日々が始まりますね。エネルギー補充してまた明日から仕事ががんばれますね!

それでは、失礼いたします。

Re: タイトルなし

ホワイト様
度々コメントを頂いておりまして恐縮に存じます。
お忙しい中、お時間を使ってコメント頂きまして、
まことに有難う御座います。

おっしゃる通り、全く同感です。
山からはパワーを感じます。
山が古来より信仰の対象であった事には
何かしらの意味があるように考えます。

私も、山が語りかけてくれる瞬間を
感ずることがあります。
そんな時は、心で手を合わせて
感謝の気持ちを持つようにしています。
それで十分に伝わると考えています。

GWも明けたようです。
これから暑くなってくると存じます、
どうぞご自愛下さいませ。・・・・・・

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