ウォーソン夫人の茶フラット 後編(MAR15)


それでは後半をどうぞ。
こちらもまた、
当時のものそのままを掲載してみます。










HANA・SORAで読む
「ウォーソン夫人の黒猫」萩原朔太郎 

後編







毎日、毎日、


ウォーソン夫人が帰宅すると、
必ず家の中の同じ場所に

同じようにして
座っているその謎の黒猫!



戸締りはいつも完璧だし、
窓やドアが
こじ開けられた痕跡もない・・・

「いったいどこから、どうやって!?」


普通ならパニックになるところですが、

さぁ
ここは知性的で冷静な判断力を持った夫人のこと、

進入経路特定のため、
窓やドア付近に粉をまくなど
いろんな細工を施しますが、しかし・・・


猫がどこから入ってくるのか、
どうやって現れるのかすらもわからない



一日部屋をずっと見張っていても、
ちょっと目を離した隙に

いつの間にかそこにいるその黒い猫・・・!


↓猫の役を見事にこなすSORAくん
A24AUG10 059james

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C24AUG10 061james

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E24AUG10 054james




こんなカンジで
話はなかなかミステリアスに進みますが、実は!

この話は
前回の名言集に登場した
ウィリアム・ジェームス(ゼームズ教授/心理学者の著書で紹介されている

実話を小説化したもの

ってことを
ここで言っておかねばなりません。


念のため
もう一回言いますが・・・

これは『心理学者』の記録した
『実話』をもとにしています。





それを考慮に入れると

読む人が読めば
ウォーソン夫人に何が起こっているのかは

すぐにわかると思いますが・・・



作中に記載がないため
補足をいれさせていただくと

これはまさしく”進行中”の
「早発性痴呆」
今でいう
「統合失調症」つまり・・

「精神分裂病」なワケです。



この後
ウォーソン夫人がどう壊れていくかは
(ネットの青空文庫なんかでも無料で読めますので)

ぜひご自分の目で確認してみてください。



実際にあったことの記録を元にしていると
わかってて読めば

かなり怖いです。



特に最後のほうの描写は、

かなり生々しく
強烈でアレなんですが、



マイナーなままであるのは
もったいない良作なんで
紹介してみました。



まぁ、ちょっと気になったらどうぞ。










猫町 他十七篇 (岩波文庫)猫町 他十七篇 (岩波文庫)
(1995/05)
萩原 朔太郎

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