流星の夢 (JAN15)


2013年秋に掲載したものに
若干の変更を施して再掲載してみます。





ある夜、私は夢をみた。

夢のなかで私は、
夜の草原に立っていた。

広大な草原の真ん中で私は、
花とそらを想いながら
「星めぐりのうた」を歌った。

その歌は霧のように周囲にひろがって、
ゆっくりと螺旋を描きながら
星空にむかって伸びてゆき、
光輝く天氣燐の柱となった。

真っ白な柱が
高く高くそびえたったとき、
星がひとつ夜空を流れた。

私は流れ星に願いをかけた。

「どうか花とそらを返してください。」








私はその時、実際にそう呟いた事をきっけに
目を覚ましてしまった。
夢はそこで終わり、
果てしなく感ずるほどの長い長い夜の途中に
私はたった一人取り残されてしまった。

古井戸の底を思わせる夜の静寂は、
流れ星が願いを聞いてくれなかった現実を
私に冷たく知らしめた。





2014-10-18 18OCT14a





いつも読んで下さっている皆様、ありがとうございます。
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