定点での観測者


森で出会ったその木。

両手で抱えきれないほどに立派な幹は、
木が、私の生まれるずっと以前からそこに在ったことを意味する。

その堂々たる威厳に満ちた姿を
仰向けに倒れんがばかりまで見上げ、

木が生きてきた幾百幾千の年月、
ずしりと重い時の成層、

そこにあったであろう数多の風雨を思いながら・・・

私は、苔むした幹にそっと手を触れて問うた。



あなたは、どれだけの長い時間を過ごしていらしたのでしょう。






FUJITREE16MAY14 AYFJ 037



どれだけの生命を見守り、見送りながら、

どれだけの喜びに触れ
どれだけの悲しみの言葉を聞いていらしたのでしょうか。。
















私の問いかけに木は、
荘厳なる静寂を以て応え

大いなる慈しみを以て
この儚い身を包み込んでくれた。












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