着られなかった外套


この冬は、
いつもの外套を一度も着る事がなかった。

どうやら自分のなかで、
「お散歩用」と決まっていたものらしい。

花とそらがいない冬に、
もはやこの外套が着られることはないのだ。


おもえば、実に優れた機能の外套であった。

ホームセンターで購入した
heavy duty の所謂「ドカジャン」という種別であるが、
実用性を追及してあるだけあって
驚くべき性能を誇る。

先ず暖かい。
しかも、雨や雪など全く寄せ付けない
全天候対応万能型であり(そうは謳ってないが)

その強靭な繊維は
事によっては矢が降ってきても防いでくれるのではないか
と思わせるほどの頼もしさだ。

デザインはいたってシンプルなものであったので、
(そこがまたよかったのだが)
様々なワッペンをつけた。

BTT(Brazilian Top Team)や
Red Hot Chili Peppersのワッペンなど、
当時好きだったものを
計画性なく手当たり次第につけた。

結果、調和とはほど遠い見栄えとなってしまったが
しかし、なかなか気に入っていた。
世界に一着の、自分だけの一品。


花そらお散歩の時、いつも着ていたこの外套。

冬の間の毎日のお散歩、お出かけ、
晴れの日も雪の日も常に一緒であった。

ご近所のお散歩から裏磐梯の旅まで
何処に行くにも本当にずうっと一緒だったのだ。



外套は今、静かに眠っている。

たたんであったものを広げてみると、
あの子らと共に過ごした冬の間の想い出が
煙のようにふわりと沸き立ってきた。

まぼろしのようではあるが、

想い出は今もこうして
いろいろなものに宿っている。















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冬の寒さ、氷雨、時には吹雪の中を大活躍してくれた私のこの外套。
今はゆっくりと休ませてあげよう。


『楽しかったあの時をありがとう』





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