私の「銀河鉄道の夜2013」(1)


十字架の前を流れる天の川には
うっすらとした銀の霧がかかっていました。

花とそらはこちらを
振り向き振り向きしながら
ゆっくりとその中へと進んでゆき

迎えにきてくださった
マリアさまと共に

やがてその姿は
白い光のなかへと消えていったのです。

別れの時でした。


私たちはただもう

(この小さなひとたちに永遠の平穏がありますように)

本当にそれを祈るだけでした。




それから汽車の中は
俄かにがらんとして寂しくなり

風がいっぱいに吹き込んできて
ひたすらにだだっ広く感じられました。


ふうと息をついて
私はママにこう申しました。

「また僕たち二人きりになったねえ。」



銀河鉄道は、
またゆっくりと進みはじめていました。





(2)へ続きます。





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