流星の夢


ある夜、私は夢をみた。

夢のなかで私は、
夜の草原に立っていた。

広大な草原の真ん中で私は、
花とそらを想いながら
「星めぐりのうた」を歌った。

その歌は霧のように周囲にひろがって、
ゆっくりと螺旋を描きながら
星空にむかって伸びてゆき、
光輝く天氣燐の柱となった。

真っ白な柱が
高く高くそびえたったとき、
星がひとつ夜空を流れた。

私は流れ星に願いをかけた。

「どうか花とそらを返してください。」




自分で呟いた声で目が覚めた。

夜は長く、
静かだと感じた。













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森 三樹三郎

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