太宰を読むなら中期作品群


私が敬愛してやまない作家、太宰治。


最弱メンタル・・
しかし同時に凄まじい暴れん坊でもあり

ハイカラで伊達、本邦①のお洒落男で見栄っ張り。

それでいて、
何をやっても何故か常にカッコよくきまるという
(すくなくとも本人はそう思っているハズ)

文学界のスーパーヒーロー。。。 


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「眉山」「貧の意地」「御伽草子」「富嶽百景」など

彼は文学史に
たくさんの名作をのこし

そこには数え切れないほどの
金言名句があるが・・・

その中でも、中期の太宰らしく力強い!
誇りに満ち、堂々としたある一文を紹介したく思う。


数ある太宰名文句の中でも最高の名文。

何度読んでも、
その歯切れのよさと爽やかな結び方に

涙が出るほどの感動をおぼえる。


薬物中毒や自殺未遂、
絶望という悪魔にがっちりと両足を掴まれ

タールのように黒滔々たる人生にもがいた、「初期」太宰。
(ほとんどは、自業自得の悪因悪果というのはおいといて・・・)

そんな辛苦の日々を
乗り越えて

生きる活力に溢れ
まっすぐな視線で

上を向いて駆け抜けた、「中期」太宰。



その「中期」の彼が記した、
衣錦還郷の紀行文『津軽』の
ラストを締めくくる

この輝くばかりに健康的で力強い
読者へ宛てたメッセージこそが

太宰の残した名文の中でも
最高傑作の一つであることは先ず間違いないと思う。

少なくとも自分は、
これを読むたびに
「強く生きよう」という思いが一層強くなる!



読むたびに思う。

やはり、太宰治は誰がなんと言おうと

強く図太く繊細で、
醜い人間そのものでありながらも限りなく美しい・・ 偉大な作家である!








太宰治『津軽』より

私は虚飾を行わなかった。

読者を騙しはしなかった。

さらば読者よ、
命あらばまた他日。

元気で行こう。

絶望するな。

では、失敬。







コピー ~ 25AUG13 060
太宰「まぁ、飲みたまえ・・・」 (↑ 誉められるのが好きな人



津軽 (新潮文庫)津軽 (新潮文庫)
(2004/06)
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『津軽』とは関係ありませんが

こないだ「富嶽百景」で有名な天下茶屋に行ってきましたので
写真を掲載してみます。

まこと、富士には月見草がよく似合います・・・

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