お散歩でみたこんな光景


花そらとお散歩していると
いろんな光景を目にします。

これまで
いろいろとお話を紹介させていただきましたが、
今日私がみたその光景は
とても悲しいものでした。





ある冬のお昼過ぎ、
花とそらとある川沿いの土手を歩いていた時
そのご婦人はそこにおられました。


曇った空、冷たい風、
絶えることなく移り行く川の流れと

土手にシートを敷いて
座ってらっしゃる上品なご婦人。


そして傍らには、
大きな人形が二人。



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ご婦人は何事か
ポツリポツリと人形たちに話されています。

人形たちは相当古いものなのか、
お顔は手垢に汚れ黒ずんでしまっている・・・



愛おしそうに人形を触るご婦人

そう、もはや明白でした。
その人形たちがご婦人にとって
何を意味するのかは。。



B26FEB12 057river







小林秀雄のエッセイで「人形」という作品があります。

子供をなくしたと思われるご婦人が人形を子供に見立て、
綺麗な服を着せたり
食事をさせたりするお話で
これは小林秀雄が実際に目撃したものでした。

わたしは即座にそれを思い出し
とても胸が苦しくなってしまいました。。



C26FEB12 129bird








わたしたちがそばを通り過ぎた時

ご婦人が花とそらにむけてくださった眼差しが
とてもとても暖かく優しいものであったのが



悲しくも・・・ 

印象的でありました。。









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コメント

人形に話しかけているご婦人・・
そんな光景を見かけたのですね。
最初はビックリしちゃうかもしれないけれど・・
きっと古い人形には、思いのすべてが刻まれてるんでしょうね。

何となく、その気持ちが少しだけ
分かるような気がします。

@くろりんさま

今回のお話は、実はブログに載せようかどうかは
最後まで悩んだんです。
何が自分をそうさせたのかは
わからないのですが、
ついには載せることにしました。
しかし今も複雑な気持ちです。

小林秀雄の「人形」という随筆は、
ネットですぐに見つかると思いますので
もしよろしかったら読んでみて下さい。。

このたびはご丁寧なコメントをいただき
ありがとうございました。

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