ピッパ通りゆく ~ Pippa Passes~


HANA SORA で読む



~ Pippa Passes ~  written by Robert Browning














こないだのラストに書いた詩



C27OCT11a 074sunset





わかる人にはわかると思いますが
ロバート・ブラウニングの戯曲(ピッパ通りゆく)にある一節が
元ネタになっています。
full text of "Pippa Passes" written by Robert Browning



明治の時代に上田敏が詩として紹介しているので
そっちのほうが有名なんですが・・・

実はこれ、
独立した詩ではなく劇の中でピッパという少女が歌う
美しいうたなのです。

短いものなので、
ちょっと全文載っけてみるとするかの!
(英文のトコ、難しいものではないので韻に気をつけながら読んでみてください)



The year's at the spring
And day's at the morn
Morning's at seven
The hillside's dew-pearled
The lark's on the wing
The snail's on the thorn
God's in his heaven
All's right with the world!

時は春 日は朝(あした)
朝は七時 片岡に露(つゆ)みちて 
揚雲雀(あげひばり)なのりいで 
かたつむり枝に這ひ
神、そらに知ろしめす
すべて世は事もなし


訳:上田敏







無邪気で純粋 清らか・・・


平穏で明るいイメージです。




しかしその印象とは裏腹に

ピッパの生きる社会は
とっても暗く厳しいものでした。





主人公ピッパは、
紡績工場で働く少女です。

1800年代の話です。
日本でも、野麦峠が有名ですが
イギリスも似たようなものでした。(たぶん )



労働環境は劣悪
生活も貧しく厳しい


ピッパに許された休みは
なんと年に一度きり!

そしてこの戯曲は
その休みの日が舞台となっています。



毎日を懸命に生きる
薄幸の少女ピッパ

その厳しい境遇にもめげず
明るく笑うピッパ

一年に一度の貴重な休日
彼女はどんなふうに過ごすのだろう・・・



sora mumuSORA「ピ・・ ピッパしゃん!」

08OCT09 029faceSORA「今日一日だけは自由でしゅよ・・・」











通りに飛び出し歩きはじめるピッパ


自由に風をきり

暖かい太陽と語り合いながら




明るく! 歌い!   ピッパ、通りゆく!


             
A05SEP11 076pippamodified





18世紀、そこは虐げられた市民たちの街

ピッパの歩くその通り沿いの建物の中には、
この世の暗く恐ろしいものが
たくさんうごめいていました。

裏切り 殺人 あらゆる罪!









しかしそんな街のなかをゆく



ピッパの 無邪気で明るい歌声



自らの罪に怯え

自らの業に慄く


荒みきった人々の心を
太陽のように溶かしていったのです。



ピッパの歌声 ピッパのゆくところ

街は、人の心は・・ どんどん明るくなっていった!






B05SEP11 077pippa


C05SEP11 082pippamodified






ピッパはただただ

彼女らしく



明るく前向きにこの世界を生き



歌いながら
通りを歩いていただけだったのですが


彼女の知らないところで

その純心な歌声は
多くの人々を救っていたのです














これはそんな、救済の物語・・・














27OCT11 114pippapasses


hana angryHANA「HANAの歌で俗物どもの心を」

kitahanaXLARGE.jpgHANA「ジャブジャブ洗ってやったぞな~!」


SORA uuu07JAN09 010SORA「・・・・・ (もはやなにも)











最初にあげた詩は


こんなふうな物語の中で
(HANAのトコは飛ばして)

hana angryHANA「あん?」


主人公の少女ピッパが歌っていたものなんですぞな



人々の心を救っていった
この天使のうた・・・


ロバートブラウンでも片手に

最後にもう一度、みてみましょう!





最初とはまた

ちょっと




ちょっと違った感じ方が出来るかも・・・ 





HANA 30APR08 022HANA「んじゃ、そろそろ真面目にやんぞな~♪」

コピー ~ 20091209180634afdSORA「お願いするでしゅよ~!」














A01NOV11 199lark



B09OCT11 163snail



C01NOV11 178godinhisheaven







E01NOV11 288allright










HANA・SORAで読む

ピッパ通りゆく ~ Pippa Passes ~







おわり


















いつものように・・・

若干(?)ストーリーに
パパアレンジがはいってますが

博学の士の皆様は
どうぞ目をつぶってくださいませ~
 

Pippa Passes; Illustrated by Louis MeynellePippa Passes; Illustrated by Louis Meynelle
(2009/12)
Robert Browning

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なお・・

「ピッパが通る」
「ピッパがゆく」
「ピッパ過ぎゆく」

などの邦題が一般的ですが

パパはあえて
『ピッパ、通りゆく』としました。
(なんかカッコいいから)





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コメント

相変わらずの博学さ。感服でございます。

私は紡績工場で働いてもいないし、休みはもっとあるし
何より少女でもないのですが、なるべく歌って歩きたいですね。
なので、最近こんなことをしています。
見に来てくださいね!

=hashibami様=

いつもご丁寧なコメントありがとうございます。

いえいえ、博学なんてとんでもない!
何をやっても
全然追いつかなくって
自分の浅学さにいつも恥ずかしい思いをしております。

歌っているのは素晴らしいことですね!
劇中のPippaのように
人の心を明るくさせる力があると思います。
そして、
心理学的にはそれだけでなく
自分自身をも変えてくれる・・
歌って素晴らしいものだと思います。

旦那さまも、Pippaのような
お力をお持ちですよねぇ。。

ブログの全記事
拝見させていただきました。

ワンコたちやジョバンニちゃんの
幸せそうな表情が印象的でした。

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