FC2ブログ

梅雨空におもう


梅雨の空が非常に鬱陶しい。
うんざりである。

私は特に雨が嫌いというわけではないのだが、
通勤が自転車なので
カッパを切る手間が煩わしいという事情である。
着るだけならまだいいとして、
脱ぐのがまた、ひと手間だ。
特にズボンを脱ぐときは一苦労で、
ブーツを一旦脱がなければズボンは脱げないので
靴ひもを緩めてズッポンとブーツを抜き取り、
これを左右行ったのちに、片足でケンケンしながら
漸くズボンを脱ぐ。
やれやれと思うのもつかの間、
脱いだブーツは履き直さねばならない。

一日という現在はは矢のように過ぎ去り、
さて、帰宅となる。
帰りの時間までにカッパは乾かない。
濡れたままのカッパは
上京したての東北人を見る
女給の視線の如くに冷たい。
憤怒をもってかなぐり捨てたくなるが、
太宰じゃないのでそこまではしない。

そもそも雨からこの身と荷物を守ってくれる
ありがたいカッパにそんな仕打ちは出来ない。
そう、ありがたいのだが、
着たり脱いだりの手間はまた別の話だ。

冷たいカッパを再度着直すのは
実になんというか、気持ち悪い。
素肌にピッタリとくっつく感触が心地悪い。
しかし、まぁ、自転車をこいでいれば
そんなものは気にならなくなるので、
結論から云うと、濡れ鼠に濡れるより
乾いたままでいられるほうがいいのだから
やっぱりカッパは有難いものだ。
雨だって、干天の慈雨という言葉があるように
広い目でみれば、
草木を育てる恵の施しではないか。

なるほど、そう悪くもないと思うように、
思うように、自分に云い聞かせ続けよう。





そらは気にしなかったけど、
花はカッパが嫌いだったな~、などと思いながら。…



読んでくださった方、ありがとうございます。




スポンサーサイト



Just a thought


花とそらのケージは仲良くリビングに並んでいて
それはまるで天の川のほとりにある
チュンセ童子とポンセ童子のお宮のようであります。

今日もふたりはケージのなかに
きちんと座って
静かに私たちを見守ってくれています。

でも、時々はカウチで寝たり
元気にお散歩に出かけたりしますので、
まるで以前と変わらぬ生活を
続けているかのようでもあります。

それはもしかしたら
私たちの心次第なのかもしれないし、
肌で感ずるように
魂が存在しているのかもしれません。

ただわかっているのは
花もそらも、もう、
永遠の存在となってしまったことです。
私たちが生きている限りの永遠なのか、
本当の永遠なのか、
それは問題ではありませんが、
わかっていることは、
とかくこの世はわからないことだらけという
現実です。

しかしその現実というのが、また、
もしかしたら胡蝶の夢かもしれません。
色か空かを考えることは
それそのまま現実を直視することに繋がると
考えますが、
この荒波を大股で歩いてゆくような姿勢を
四六時中保つことは、
普通の人間ならなかなか難しいことなのです。

チェロのような上品な声による諭しは
誰もが必要とするものですし、
それで普通だと考えます。

誰もがブルカニロ博士に出会えるわけではありませんから、
私は本当に倖いでした。




読んでくださった方、ありがとうございます。





広大な世界のかたすみで


先日、ちょっとした機会に
花そらとよく歩いた公園に行ってきました。

初夏の夕暮れはゆっくりとしていて、
夕陽はいつまでも
名残惜しそうに山の端から顔をのぞかせています。

色の濃くなってきた緑には
少しだけ降った梅雨の雫がのこり、
夕焼け空の黄金に照らされたその景色は
幻想のイーハトーヴを思わせるのでした。
私の目にはおぼろげながら
歩いてゆく花とそらの姿が見えています。

その公園の写真を使った
過去の記事の再掲載をしてみます。
思い出はこの静かな生活のなかで、
一際目立って鮮やかな色彩を放っています。









HANAちゃんはわらったよ


HANA04JULY12 052smile

HANAちゃんはぞなぞなわらったよ





SORAくんは笑ったよ


SORA04JULY12 024smile

SORAくんはでしゅでしゅわらったよ








ふたりのワンコの子供らが

緑の広場にすわっていました



風はぴゅうぴゅう吹きぬけて

雲はぷかぷか浮かんでいました





whuzthere20JUN12 052


HANAちゃんは尋ねました




noidea04JULY12 083


SORAくんは困っていいました









広大な世界の片隅で

今日こんな会話がされました



小さな出来事ではありますが

それが私のせかいの全てであります















花そら誕生日 2020


5月の26日は、花そらの誕生日でした。
仲良く並んだ小さなお宮のケージの前に座り、
私はふたりとお話をしました。

一緒に歩いて、遊んで、寝て、
ブラッシングやお風呂やお掃除、
夏の海や冬の雪山、
慌ただしくも幸福な毎日。
楽しかった日々をたくさん語りました。
心からの感謝を告げました。

生まれて、うちへ来てくれて、本当にありがとう。



あのひとはね、
ほんとうにこんや、遠くへ行ったのだ。
おまえはもうカムパネルラを探しても無駄だ。

ブルカニロ博士の言葉を
なんど胸のなかで繰り返したあの日々から、
私は確実に前に進んでいるように思えます。




読んでくださった方、ありがとうございます。

人間、50年


明智光秀から織田信長という流れです。
今回も、十年くらい前に書いたものの再掲載になります。


人間50年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり・・・

今回は、
敦盛からの一節を花とそらに舞って(?)もらいます。

意味は、私のような浅学のモノでなく
ネット上にいらっしゃる
多くの学問の士による解説におまかせするとして、
私個人としては通俗的に

儚い人生なんだから今を一生懸命生きようぜ

などと、解釈することにしています。

人生、時間は限られているのだから、
後悔することなく全力でいきよう!

人生で出来る食事の回数は決まっているのだから
一食逃したら後で必ず取り返そう!
という、パタリロの名言に似ているような気もします。

では本編・・









A25DEC12 087nobunaga















B25DEC12 086nobunaga





C25DEC12 018nobunaga


D25DEC12 019nobunaga



じんかん
人間五十年


ゆめまぼろしの如き
この短い一生

限られた貴重な時間を
一秒でも無駄にすることは出来ません、そこで!



外套はおって

帽子をかぶり




GOWALK20NOV12 065






楽しき日々でした。 (^_^

読んでくださった方、ありがとうございます。

信長のネーミングセンスに宇宙をみた! 


明智光秀といえば、織田信長でしょう。
一説では甲高い声で神経質だった、などと云われていますが、
これから紹介するネーミングセンスを見ると、
「なるほど!」と思われるかも知れません。

なんというか、こう・・・
エキセントリックな人と為りが伝わってくるカンジで、
思わずクスッとしてしまいます。

さて、
10年くらい前に掲載したものを再掲載してみます。







<戦国時代の四番ピッチャー、織田信長・・・>!

やる事成す事
常に型破りで派手なうえに

その要所要所で、
奇跡のタイミングとしか思えないくらい
歴史がこの男に有利に動き続けたという・・・

史上最強の風雲児!


26MAY10S.jpgSORA「ノブナガしゃん、最高でしゅぅぅぅ~!!」

hana ordinaryHANA「ぷす~www」



ま、信長に関しては
流石にあれほどの有名人なので

事実、演義含めて
いろんなエピソードがありますが・・・


意外と知られていないのが
その<エレガント>かつ<アバンギャルド>な

超絶技巧の
「ネーミングセンス!」


sora scaredSORA「と言うとっ!?」

hana ordinaryHANA「ぷすっ! ぱぷす~www



そうですね、
まずいきなり全力で飛ばしてるんです。


最初の子、
信忠が生まれた時に信長が発した言葉が

「な、なんじゃこの奇妙な生き物はッ!?」

だったのですが・・・


その勢いで
『初子』につけた名前が


27SEP12 110kimyoumarua



sora sorrySORA「うひゃ!」

hana happyHANA「それ、名前じゃなくて単なる感想www」



で、次男信雄誕生となるワケですが・・
この時、信長公、なにを思われたか


26JAN13 156teaspoon
茶筅:ティースプーン的な・・・ 茶をたてる道具

と命名されます。。



hana ordinaryHANA「たまたま茶でも飲んでたんじゃね? ぷっす~www」

gakuburusora06DEC09SEKIRO 216SORA「き、きっと風流なんでしゅよ・・・!」



で、三男が「三七」というのは
数字の「三」がはいってるので
なんとなく納得できるような気がするのですが・・


次の子供の命名で信長公、
またもや<本気>を出します。

の子なんで、名前も・・・

08JAN13 017tugi


hana ordinaryHANA「誰にも真似できないこのセンス! ぷっす~www



(途中はしょります)

八男の名前『酌』は
まぁ、信長公の生母さまの名前が「鍋」だったので
それに洒落たのかなぁって
なんとなくわかる気がするのですが・・・

sora counterSORA「鍋というのもかなり・・・」



九男で再び調子が戻ります。

飽きっぽい信長公、
そろそろ名前をつけるのも
メンドくさくなってきたのか・・・

「見ためそのまんま」の究極の命名


九男の名前は

08JAN13 013hito





いや、も~ホント・・・

ハイセンスすぎて 是非もなし!

としか言えませんね、ははは!



09NOV11 054aHANAangryaaHANA「で、あるか!」

sora 3SORA「で、あるでしゅか♪」





「であるか」と「是非もなし」は信長の口癖だったそうです・・・

読んでくださった方、ありがとうございます。

初夏の風薫る


所要があってある公園に行ってきました。

河川敷の公園です。
何にも遮られることなく、自由なままに
ぴゅうと吹き抜ける風は爽やかで、
初夏らしい草の香りがしています。

ときは今 あめが下知る 五月哉

かの有名な、そしてドラマが進行中の
明智光秀が詠んだ、とされるうたです。

暑くもなく寒くもなく、
満開の菜の花を撫でながら
真っ青な空に向かって吹き抜けてゆく
この時期独特の空気。…

流石は教養の士、
風薫る初夏を見事に表現しています。



hana ordinary 花「嘘こけーッ!! ww」



あれっ!?
違ってましたっけ?


sora mumu そら「ぽっくんが教えてしんぜようでしゅ。…」

SORA smile 11AUG09 028 そら「これは…」


08OCT09 029face そら「時節は今、*飴が(食道を)下ってゆくのに最適の五月なんでしゅねぇ~、という意味でしゅ・・・」

* 飴: 昔の言葉でスィーツ、具体的には醍醐麺包(チーズケーキ)を指す


sora kyupi そら「シュイーツ(スイーツ)屋さんの宣伝文句だったんでしゅよ!」



そうそう! それでした!
いやぁ、勘違い!勘違い!



hana ordinary 花「何と勘違いしたのやら… www」



要するに・・・

冬の寒風は冷えすぎる。
夏の熱風はむせかえる。
秋風にあっては物悲しい。
とかく人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、風に吹かれて佇みたくなる。
初夏の風は透明で、
運ぶ香りは感ずる人の思うがまま、
求むるままの好きな香だ。
醍醐が生じ、麺麭が出来る。・・・
さぁ、スィーツを食そう!

みたいなカンジだと思います、たぶん。


え~、爽やかなこの季節を表現した
素晴らしい和歌をご紹介しようと思っていたのですが、
なぜか途中で方向性が直角に変化して
妙な内容になってしまいました。

(いろいろと間違った内容ばかりですのでご注意くださいませ)




読んでくださった方、ありがとうございます。

夢のうた


夢をみた。

田舎造りの日本家屋、
春の陽だまりの縁側に
小さな影がふたつ、
寄り添うように座っている。

ずっと生きてきた
悲しい時も楽しい時も
いつも一緒に生きてきた


静かなメロディーのうた、
歌い手は谷山浩子御大のようだ。

今のこの時が
出来るだけ長く続けばいい

そんな意味合いの歌詞から
次の句で締めとなる。

でも、わたくしはここまで

なんとも物悲しいうたである。
のどかな春の陽だまりに
静かに寄り添う二人の美しさが
悲しみを一層際立たせる。

夢の話なので
情景の輪郭ははっきりとしないが、
どうも絵柄は「まんが日本昔ばなし」風の
切り絵のような暖かな絵だったと思う。

夢というのは目覚めた直後は鮮明におぼえているが、
時間と共にどんどん忘れてゆく。
そういう機能が脳にあるらしいのだけども、
今回の夢はあまりに印象的だったので
急いで書きとどめたという次第。



読んでくださった方、ありがとうございます。

小説、宮本武蔵より


何回か前に記しましたが
今、吉川英治の全集を読み直しています。
第一回目は名作「宮本武蔵」。…
こういった傑作ビルドゥングスロマンに
子供のころ出会っていれば、
もしかしたら今よりもうちょっとマシな自分に
なっていたのだろうか、などと、
深い思索に耽ったりもするワケですが、
基本的に私は自分が好きなので
実はあんまり気にしていません。

さて、その武蔵です。
ある場面で、母を邪険に扱う幼馴染に
武蔵がこんな風な意味のことを云います。

「誰かと連れ添って旅をしていれば
ふと出会った美しい風景にも
一緒に感動することが出来る。
これは倖いなことではなかろうか。」

旅の途中で母を置き去りにしてきた幼馴染に対しての
説教であるのですが、
これは勿論、旅という行為そのものを指すのではなく、
人生を旅に置き換えてのたとえ話であります。
母のいない孤独な人生の武蔵が、
無条件の愛に包まれる倖いを
当然のことのように粗末にする幼馴染に対しての
やるせない気持ちのこもった

(淡々とした静かな、それでいて力強い)

友に対する心からの忠言なのです。

身に覚えのある読者の胸には
グサリと刺さる台詞でありますが、
自分のことは棚にあげるのが人間ですので、
私も武蔵の隣に立って、
ため息をつきながら首を振る真似をしたりするのです。

前述しましたが、
武蔵が話しているのは人生という旅路です。
しかし物事を深読みしない私のような単純な人間は、
この重要な場面で
花とそらと共に行った多くの旅行を思い出してしまいました。

一緒に見上げた、磐梯山、浅間山の雄大、力強さ。
恵林寺、武田神社の静寂と荘厳、厳粛。
真っ先に頭に浮かんだ風景、
達磨山からの長い道程を経て、
漸く到着した山頂から見下ろした戸田港のきらめき。
花もそらも駿河湾から吹き付ける強い風の感触を楽しみながら、
眼下の風景を眺めていた、皆で一緒に眺めていた、あの日の旅。

今、同じ場所に立ってみても
もう同じ感動はあじわえない。
虚しさだけが胸にこみ上げる、
悲しい旅になってしまうでしょう。
私はまだ、楽しかった思い出を微笑みながら
思い出すには至っていません。
畢竟、武蔵の言葉が違う意味でもって
響いてくるのです。

こんな時、武蔵ならどう語り掛けてくれるのだろう、
などと妄想するのも、
また、小説を楽しむ一つの方法だと思いますが、
吉川英治がかつて云った通り、
武蔵の口を借りて、一言、
こう云ってくれるのではないか、と考えます。

<朝の来ない夜はない>


私は、
自由筆記の思いのままにペンでスラスラ方式が好きなので、
武蔵談義をするハズが思わぬ方向での締めとなってしまいました。

駄文の長文を読んでくださった方がいらっしゃるなら、
感謝申し上げます、有難う御座いました。











バルドラの蠍 (再掲載)


このところ宮沢賢治が続いています。

賢さんの清らかな文学は
すさんだ私の心をジャブジャブ洗濯してくれます。
独特の世界、
自然の中でみんなが慎ましく静かに暮らすあの
幻想のイーハトーヴ。
すぐそこにあるようで、
遥かに遠くの精神世界。

死んだらいけるのだろうか、などと、
中学生のころは熱心に夢想していました。
今やったら、単なるイタい人です。

然し、憧れは燃え尽きることなく
今でも心のどこかで熾きの火のように・・・
というと美しいカンジがしますが、
実態はカムチャックの火山のように
燃え盛ったままで、
困ったモノなのですが…

さて、その思いをかつて、
花とそらが熱演してくれていました。
多くある「花そらで読む文学」シリーズの中から、
今日は「銀河鉄道の夜」の
有名なサソリのエピソードをみてみましょう。
今から8年前に掲載したものの再掲載です。




GINGA05AUG10 222tittle




むかし

バルドラの野原に一ぴきの蝎がいて
小さな虫などを
食べて生きていました。

↓SORAくんは蠍役ってことで
04AUG10 076aaaaabb






そんなある日、
蠍はイタチに見つかって
食べられそうになってしまいました。


↓迫り来る、ハンター(イタチ)HANA!
04AUG10 051a

04AUG10 052a

04AUG10 053a





10AUG10 082GYA

10AUG10 090yabai9



蠍は一生懸命に
逃げて逃げましたが



10AUG10 097run

10AUG10 098warota





いきなり前に井戸があって
その中に落ちてしまいました。





蠍は水の中でもがきましたが、
もうどうしてもあがられなくなり

とうとう
溺れはじめまてしまいました。

02AUG10 101










薄れゆく意識の中、

蠍はこういってお祈りしました。



あぁ、わたしは今まで
いくつのものの命をとったかわからない

そしてそのわたしが
今度イタチに捕られようとした時は
あんなに一生懸命逃げ

それでもとうとう
こんなになってしまった


あの時
どうして私は私の体を
黙ってイタチに
くれてやらなかったろう

そしたらイタチも
一日生きのびたろうに


どうか神さま 
私の心をごらん下さい

こんなにむなしく命をすてず

どうかこの次には

まことのみんなの幸のために

私の体をおつかい下さい






そしたらいつか
蝎は


自分の体が
まっ赤な美しい火になって


燃えて夜の闇を
照らしているのを見たのでした。




05AUG10 207anohi











HANA aishuzonaHANA「見上げれば・・」

hana fumuHANA「今でもその火は燃えているんぞな。。。」



sora mattemashuSORA「蠍しゃん・・・」







05AUG10 211sasori

コピー ~ コピー ~ 05AUG10 211sasori

 



05AUG10 213sasori





05AUG10 328sasoriaa

注:写真の星は金星です <シーッ!





読んでくださった方、ありがとうございます。

| はなそらDAYz!ホーム | 次ページ